Rim

2018年9月から約一年間交換留学していました。

留学残り1週間、帰国が不安な話

久しぶりのブログで、「留学残り1週間」。
我ながら、随分と大胆なことをしていると思う。
こんなに更新しないなんてなんて生意気な!とか、ブログが更新されることなんてもうないだろうだとか思っていた自分もいるが、このタイミングでブログを一度、更新しようと思う。

留学も残り1週間を迎え、実感がわかず、帰国準備もまだ手を付けていない。
そして、正直に言うと帰国が怖い。

理由は、自分の進路にあると思う。

私は高校3年生の夏に交換留学のため、ドイツへ出発した。
そんな私を待ち受けているのは、勿論「受験」である。

帰国後に受験勉強をするというのは前から心に決めていたことだし、その点は私にとって特に問題ではない。
問題なのは、「進路が決まっていない」ということだ。

これも言ってしまえば自業自得で、出発前にきちんと決めておかなかったのが問題であった。

・文理選択で理系を選択後(そして正式決定後に)文転をした
・理由は世界史を学び、将来的には政治を大学で学びたいと考えていた
・実は家業が建設業で、後継問題を話し合ったことがない
・継ぐ可能性も考え始めは理系を選択(建築学科への進学を検討していた)
・文系を選択したとしても住居学を学ぶまたは文系からでも進学できる建築学科に進学するという選択肢があると思い文転した

このような点からも分かるように、私は「自分のしたいこと・将来の夢」という多くの高校生が持っているであろう答えを出すことを、先延ばしにしていたのだ。


しかし、私も高校3年生であり、進路選択をしなければいけない。大学に行きたいと思っていても、学びたいことがないのなら無駄だと思っており、「社会に貢献したい」というぼんやりとした目標を持っていても「どうやって」の部分が欠けている私は大学進学あるいは社会人になることにふさわしくないと思うのである。

今の私には、多くの高校生が自分の学びたいことを分かっていて大学に進学する、またはやりたいことに向けて働きだすということが理解できない。すごいな、と思うと同時に本当にそうなのかと考えてしまう。

私は、好奇心旺盛でやりたいと思ったことは今までの人生、幸せなことにほとんどやらせていただいてきた。交換留学もそうだが、生徒会や模擬国選などのやりたいことはすぐに見つけていたのに、進路となるとこんなにも難しいのはなぜなのだろう。
ドイツ文学のファウストのように、すべての学問を学べるならば学びたいだとか、そんな血迷ったことも思ってしまうのだ。

ただ、次の点は分かっている。
・人の暮らしを向上させたい
・(できれば)国際的な仕事に就きたい
・政治や公共事業に関わりたい

私は、自分が文系を選択したのは良かったことだと思っている。なぜなら、数学や理科は大好きで成績も悪くはなかったものの、大学へ行って学びたいのは人間の社会的な活動についてやそれらの事象の比較などであるからだ。

ブログを久しぶりに書いたのは、留学期間が残り1週間となった今、帰国に対する不安がありそれをため込んでしまっていたからだ。
友人に相談したところ「困ったら文章化してリストアップもして頭を整理しな」と言われたのでそういえば自分はブログをしていたんだ、と思い立って書くことにしてみた。

徒然なるままに書いているので多少の乱文・奇構成は勘弁していただきたい。読む方がいらっしゃったら。

私にできることはまず一つ。「父親と会社について話をすること」だ。

会社を継ぐ・継がないにしろ、私にとってこれは自立するタイミングだと思う。そして、労力のいることなのだろう。
それでも、避けては通れない道であり、これが親元から離れてドイツで1年間を過ごして得たタイミングなのだとしたら、立って受けようと思う。

これまで正直に言うと両親とは将来の話はほとんどせずに過ごしてきた。その状況も変えなければならない。
「生意気だ」「早く大人になりなさい」なんて言われてきたが、勇気を振り絞って一歩踏み出そうと思う。

帰国は不安だ。そしてさみしい。
だが、日本に帰って日本食を食べるのも楽しみ(もはや夢)だし、久しぶりの家族や友人との再会もきっと楽しいに違いない。
そんな話し合いを通して将来への自分の道を見つけ、留学後の人生を生きていきたい。


不安だが、自分なりにポジティブに締めくくろうと思う。

久しぶりにブログを更新してみて良かった。
がんばろう!そして、またいつかブログに助けてもらおう!